ヘルマンリクガメのノート

2018年生まれのヘルマンリクガメを2020年10月に飼い始めました

うちのヘルマンリクガメは餌の種類以上に鮮度で選り好みしている

以前から野草・野菜の好き嫌いを記録しているが、最近は種類と同等かそれ以上に、鮮度によって食欲が変わっているらしいことがわかってきた。

etarho.hatenablog.com

どの野草・野菜もしなしなになると「好きランク」がガタ落ちし、たとえば大好きなサラダ菜も買って3日ほどで優先度が落ち、5日もすれば見向きもしなくなっている。*1

昨日は多忙で野草をとってこられなかったのだが、本日のメニューに対する食いつき度がこちら

  • とれたてのブタナ(自家栽培):爆食
  • 買って2日目(水切りしたのでしゃっきり)の大根:爆食
  • 買って4日目の小松菜:あまり食べない
  • 買って4日目の青梗菜:ほとんど食べない
  • 買って6日目のグラパラリーフ:そこそこ食べる(多肉植物なので例外っぽい)

栄養価が高いと評判のケールを食べなかったのも、買った時点でしなしなだったせいかもしれない。しなびていないものを売っているのをまだ見たことが無い。足の早い野菜なのかも。

*1:以前行っていたスーパーでは、サラダ菜に水耕栽培で利用したスポンジと根をそのまま付けて売っていたので、そのまま冷蔵庫に入れればもう少し長持ちしていた。そこ以外のスーパーは根元を切られてたいてい茶色になっているためかよりしなびるのが早い、というか店頭の時点でしなびたり腐ったりしていることも多い感じがする。サラダ菜は全部水耕栽培にしたほうが良いのでは。。。

ヘルマンリクガメを獣医に連れていった(半年ぶり3回目)

溶岩ぺーバーを2枚ケージ内に設置して爪が削れる効果を期待したのですが、爪がもともと伸びすぎていたようで歩きづらくなるだけとなってしまいました。このままでは関節がいたみそうだったので、獣医さんに爪を切ってもらうべく、餌を与える前に朝一で行ってきました

  • 箱に入れてしばらくはじっとしているがしばらくしてじたばたしだす
  • 車が走り出してしばらくすると便と尿を排泄。おそらく怯えている
  • 待合室が案外寒かったのでもっと箱を温める工夫をすればよかったと反省
  • 獣医さんと対面、特に頭や足を引っ込めたりはしない
  • 爪切りを依頼、別室へ
  • 帰ってきたら頭も足も引っ込めて完全防御態勢
  • 出血しない範囲で切ってもらったので、帰って温浴
  • 温浴から出して餌皿前に置いたら青菜をちょっとだけ食べてシェルターへイン
  • シェルター入口に床材を盛り上げてバリケード建造、以後翌朝まで出てこず

完全防御態勢を見るのは初めてでした。帰ってきたら平気へっちゃらな大胆な個体もいるようですが、うちのカメは当日中は駄目です。

爪が短くなって、翌日以降はずいぶん歩きやすそうになりました。今後は溶岩で日々ほどよく削れてくれることを願っています。

ソーラーグローUVとソラリウムの温度比較

2020年10月(飼育開始)から2021年3月くらいまではセルフバラスト水銀灯のソーラーグローUV 80W、2021年4月からはメタルハライドランプのソラリウム 50Wをバスキングライトに使用。
いずれもケージ上面付近の高さから照射(床材表面から40-45cm程度)。

バスキングスポット付近の水槽ガラス面に貼り付けた温度計(床材から5cm程度上)の温度計が大体次のような値となった。

変更前 ソーラーグローUV 80W ... 31℃
変更後 ソラリウム 50W ... 29℃

周辺温度は23-25℃程度だがケージ下のスポット真下になる部分にパネルヒーターを敷いているので、ライトでこれだけ発熱しているという訳ではないため、相対的比較材料にすぎない。

とはいえ、さんざん既出の情報ではあるが、セルフバラスト水銀灯と比べてメタルハライドランプのほうが発熱が少ないという事が確かに裏付けられた。

うちのヘルマンリクガメの好きな野草・野菜

最終更新:2021/06/17

野草

とても好き
好き
普通
食いつきが悪い・食べない
  • ヘラオオバコ
  • クローバーの花
  • ホトケノザの葉
  • カラスノエンドウの古い枝のところ
  • パンジーの花・葉(野草じゃないですがうちに植わってる無農薬のエディブルフラワー)

野菜

殿堂入り
  • サラダ菜
とても好き
好き
  • カブの葉
  • 大根の葉
  • かき菜
  • なばなの葉
  • サニーレタス
  • 「新鮮な」小松菜、青梗菜
  • モロヘイヤ
    ※2021/06追加
普通
  • ふつうの小松菜、青梗菜
    買ってきた時点で新鮮でないとジャッジされることもあり、要求レベルが高い
食いつきが悪い・食べない
  • オクラ(ごく初期だったので環境変化ストレスという説あり)
  • なばなのつぼみ
  • ケール

メジャーどころのなかであげたことがない野菜

キャベツ、トマト、レタス(結球)は栄養バランスが良くないとのことであげたことがありません。

水菜は可食部が少なそうなので買ったことがありません。

付記:フードやサプリについて

ジョジョフードのギブリを買ってありますがここ2か月はあげていません。適量がわからず… 野草・野菜であれば「ちょっと残すくらい」でOKなのですが、フードは食いつきがものすごく良いのでつい食べ過ぎてしまうだろうと思います。

カルシウムはマルベリーパウダーとカトルボーンで補強しています。炭酸カルシウム粉末をかけると何の葉であろうと断固として食べてくれません。

うちのヘルマンリクガメの餌皿について

飼い始めて2か月でいろいろ変えて落ち着きましたので、遍歴を振り返ります。

現在使っているもの:スレートプレート(直径20cm円形)

スレートプレート(丸)とヘルマンリクガメ


特徴:

  • 段差がゼロなのでリクガメにとって餌への接近が容易になる(これが私にとって一番の長所)
  • 大きさは甲長10㎝時点でジャストサイズ。成長したらサイズアップが必要か
  • 餌がこぼれるが、我が家では床材に大きいヤシガラを使用しているので、餌への付着による誤食はさほど問題にならない。食べてしまっても少量なら大丈夫な素材ですし、なによりカメ自身が誤って口に入ってしまったときに速攻で出そうとします
  • 爪が削れる…かも? 私は期待しつつも気休め程度ととらえています。表面がかなりすべすべなので少なくとも劇的な効果は無いと思います(後述)
  • デイリーに洗いやすい。私はブラシと流水で1日1回ごしごししています。軽くて扱いやすいです。
    ただ、よりクリーンにしようとする人には向かないと思います…ダイソースレートプレートは食洗機・レンジ・オーブン・直火・熱湯が✖ですし「食品用洗剤や水につけ置きしないでください」と書いてあります。でも時間がたったuntiなどを見つけてしまったらつけ置きするしかないですよね。そうなったら私はやっちゃいます。 

過去に使っていたがやめたもの

人間用の小皿(ふち傾斜あり)

写真無し。白くて四角い普通の食器の小皿。軽いこともあいまって、傾斜が絶妙にカメの喉甲板に引っかかって上りづらそうだったのでさっさとやめました。

柵つきのリクガメ専用餌皿

柵つきのリクガメ専用餌皿とリクガメ

Amazonで購入。すごく便利そうだったので買ったのですが、なにかが嫌だったようで2日連続でほとんど食べてくれず、やめました。インターネットに成功例もいろいろ報告があるお皿なので残念ですが仕方ありません。

レンガ

レンガとリクガメ

餌皿の下に敷いていたレンガに直置きしてみた。サイズ・アプローチのしやすさ・爪削れ感とも絶妙でしたが、置きっぱなしにしていたら2週間ほど?でカビてしまいました。後から考えれば当たり前なのですが…。

カビ発生個所は餌を置いていた部分ではなく端のほうだったので、餌の有機物が原因ではないです。一般論として、床材を湿らせている人はインテリアへのカビの発生に気を付けろよ!という事だと思います。 。。

スレートプレート(30×20㎝角)

スレートプレート(30⋆20㎝角)とリクガメ

でかい(笑)上に乗って歩いてくれたら爪が削れるだろうと思って買ってきたのですが…

実際上には乗ってくれるのですが、よく見ると全く踏ん張れていませんでした。爪が「つるっ」と滑って、餌を腹ばいになって食べているような状態になっていました。骨や腱に対する悪影響が心配になりサイズを縮小しました。

体が大きくなってきたら、こちらに戻すのもありかも?と思っています。

今後、爪とぎグッズとしては餌皿とは別に、素焼きの薄いタイルあたりがあったらいいな~と思ってます。レンガと違って毎日洗えるものがいいですね。

うちのヘルマンリクガメの水入れについて

水入れは無くても良いという説もありますが(特にベビー以外には)、単独で要不要を論じるよりも数ある脱水防止・湿度確保策の一つとして採否を考えるのが良いのかなと感じています。うちは最終的に水入れから水を飲んでくれるようになったので、あまりしょっちゅう温浴をしなくてもよいようになったと肯定的に受け止めています。

※2021/03/07追記:レタス類やサラダ菜やグラパラリーフによる水分補給を強化したため最近はあまり水入れに近寄りません。排泄は順調です。

現在使っているもの:ガラスの浅鉢

ガラスの浅鉢とリクガメ

100均で調達。これに変えてからは時折飲みに行く姿が見られるようになったほか、フンも尿酸もいいペースで出るようになりました。

温浴が嫌そうだからあまりしょっちゅうしたくないし、多肉植物とかレタス類をあげるにも限度があるよな~と思っていたところ、「猫」についての情報がアンテナにひっかかってきたんです。

books.google.co.jp

27ページに、水入れについてこのような提案が書かれています:

ガラスの器を使う
ガラスに光が反射して猫の興味をそそります。前足を入れて遊ぶ猫も。そのため、自然と飲む量も増える可能性があります。

リクガメに「遊ぶ」という性質は無いわけですが、キラキラしていたほうが「水らしく」見えるのではなかろうか?ということで試しに買い替えてみたところ、入れたその日に近寄ってきて飲みました。うれしかった。

私は「今までの器よりも水が“水”に見えたから」というのがポイントだと思って(思い込んで)いますが、もちろん、ガラスが加点要素だったのではなく前の2点のどこかに減点要素があった可能性も否めません。一例として紹介しました。

全身が入るサイズではありません。本人も浸かりに行っているわけではなさそうです。夏になったらまた考えようかと。また、現在温浴は週1程度です。

過去に使っていたがやめたもの

人間用の小皿(白)

白小皿とリクガメ

写真が小さいうえ水に床材が入ってますが…

近寄りもしませんでした。

ちなみにケージが買い替え前のやつです。(60cmケージ。変更経緯については過去記事参照:これからヘルマンリクガメを飼う人へ:ケージサイズは90cmが最低限 - ヘルマンリクガメについてのメモ

 

人間用の小皿(黒)

黒小皿とリクガメ

奥に見えるやつ。こちらも、近寄りませんでした。

 

これからヘルマンリクガメを飼う人へ:ケージサイズは90cmが最低限

60cmケージは本当にお勧めしません。ケージを改造して出入り可能にして部屋を自由に散歩させるぜ、みたいな人でなければ。絶対に大きいものに買い替える羽目になります。


飼育書やブログを割と多めに読んで購入に挑んだ私ですがペットショップで

わたし:このヘルマンリクガメを頂きます

店員:ありがとうございます

~中略、ライトの説明とか~

わたし:つぎ、リクガメのケージってどのへんにありますか

店員:ここです、今のサイズならこのあたりのケージお勧めですね~(50㎝とか60㎝とかのを指さす)

わたし:いや、最初から張り込んで90cmにしようかなとも思ってたんですけどね~

店員:あっ、そういうのもありだと思いますよ~

含みのある言い方。ライトについての説明が良かったので信用して60cmを買ってしまいました。

結果、1か月で買い換えました。90㎝ケージに。

店頭だと60cmケージって相当大きく見えますけど、シェルターと水入れと餌皿を置いてみるとあらふしぎ、ぜんっぜん足りません

しかも買ってきたヘルマンくんは既に甲長10cm。しばらくしたらシェルターから出てこなくなってしまいました。*1

90㎝ケージに変えた結果、今も元気に菜っ葉をかじりバスキングしています。

店員さんはなぜ90cmを勧めてくれなかったのか。普通に高いほうを売ったほうが儲かるのにね。ヘビとか、違う爬虫類がご専門だったのでしょうか。謎です。


60cmケージなんて買わねーよアホか、と思ってる方、正常です。

しかし、ヘルマンリクガメの飼い方をGoogle検索すると1ページだけですが「60cmケージでOK」というウェブページがでてきます*2。そして繰り返しますが店頭では60cmケージって、ペットが初めての人間には意外と大きく見えるんです。そこに店員の援護射撃が加わり、私は買ってしまいました。

うちの子は甲長6cmだから60cmケージでいいのよ、という方、お宅の子もいずれ育ちます。水槽って重いしでかいから処分するの面倒ですよ。。。

恥をしのんでここに記録し、後進?の皆様に資することを願います。

*1:うちは人間が宵っ張りなので、リクガメの睡眠の質確保のためにはシェルターを置かないという選択肢は無いです

*2:当時本当に思いつく限りのワードで検索しまくっていたので具体的なワードは忘れました